北陸はいいぞvol.1 ~来られ富山~

本学には 2021 年 5 月現在で富山、石川、福井の北陸地方出身の学生(1~4 回生)は約 700人在籍しています。そんな大所帯である北陸の魅力やローカルネタを北陸生まれ、北陸育ちの筆者がシリーズでお送りしていきます。

　第一回目の今回は富山県です。富山といえば立山連峰。立山連峰とは北アルプスの山々の総称で、代表的なもので立山(3015m)、劔岳(2999m)、薬師岳(2926m)などがあります。雄大な山々が織り成す景色は圧巻で、山から流れ出す水がとても綺麗で美味いということで、富山は全国有数の水どころとも言われています。また飲水としてだけではなく水力発電が多いのも富山の特徴です。関西電力の黒部ダムを初めとしていくつかの事業者が水力発電を行っており、発電電力の 7 割を水力が占めています。クリーンな発電の他にも、県庁所在地である富山市や第2の都市、高岡市には路面電車も走っています。環境に対する意識が高く、クリーンエネルギーの海外への支援なども行っています。自然が溢れ、環境にも優しい、エコな県ですね。

　観光面では、立山黒部アルペンルートを初めとして、富岩運河環水公園、相倉合掌造り集落、海王丸パーク、高岡大仏などがあり、富山の豊かな自然や、文化を体感することが出来ます。また、神通川の河川敷には富山空港(富山きときと空港)があり、富山市内中心部に空港があるため、よくジェットエンジンの轟音を聞くことができます。また、県内を東西に横切る北陸自動車道には空港が近いため「航空機通過、脇見注意！」なんて看板もあったりします。

　次に、富山で有名な食べ物といえば「ます寿司」です。富山駅では、笹で包まれたホールのます寿司を購入することが可能です。お酢で味付けした押し寿司ですが、お酢は控えめであるお店が多いので食べるとじゅわぁっと旨みが広がり大変に美味しい寿司となっています。他にも、富山名物といえばブラックラーメンがあります。戦後の復興時、おかずはあまりないけれどご飯をたくさん食べられるように濃い味付けをしたラーメンで、見た目が黒っぽいため、ブラックラーメンと呼ばれています。必ずライスも一緒に注文しましょう。

　富山について書くことはまだまだありますが、この辺りで本文は終わりになります。下におまけコーナーがありますので、お楽しみください。

～おまけのコーナー～

☆富山の日本一・すごいもの☆

・黒部ダム

日本一のアーチ式ダム。毎秒10t以上の水が放水される観光放水は圧巻です。世紀の大工事と呼ばれるほど大変な難工事であり、「黒部の太陽」という映画にもなっています。(立山町)

・ほたるいかミュージアム

ほたるいか専門で扱うミュージアムは世界でここだけ。はたるいかや富山湾について学ぶことができます。(滑川市)

・世界一美しいスターバックス

富岩(ふがん)運河環水公園の中にあるスターバックスが、世界一美しいと言われています。運河のほとり、芝生の上のガラス張りの建物となっています。外観だけでなく、中の席からの景色も落ち着いていて素敵です。ガラスといえば、富山市はガラスの街でもあるので、市内各地にガラスアートがありますよ。(富山市)

☆富山あるある☆

・ショッピングはファボーレで

正式名称はフューチャーシティ・ファボーレ。滋賀の覇者、平和堂の子会社が運営している。