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コロナ禍の学生の状況調査 その1


本局ではコロナ禍における学生の状況を調査するべく、京都産業大学生約12000人を対象とする調査を実施した。調査は210日から310日にかけてインターネット上で行い、260件の有効回答を得た。

【調査の概要】

方法:インターネットによるアンケート調査

期間:2021年2月10日~3月10日

対象:京都産業大学生(約12000人)

回収数:260件(設問により回答数は異なる)

 

【調査内容】

1. 対面授業・オンライン授業、どちらを好むか

2. (1の回答に対し)その授業を好む理由

3. 退学・休学を考えたことはあるか

4. ステイホームの現在、家では何をすることが多いか

5. コロナ禍になり、精神的に辛くなることは増えたか

6. コロナ禍前の生活と比べて、生活習慣はどの程度変化したか

7. コロナ禍になり人との交流機会はどの程度変化したか

※4以降は別記事「コロナ禍の学生の状況調査 その2」にて掲載しています。

0.回答者の属性

【回答者数・比率】

1年生(97人・37.3%)、2年生(92人・35.4%)、3年生(38人・14.6%)、4年生(28人・10.8%)、5年生以上(1人・0.4%)、大学院生(4人・1.5%)

 

【回答者数・比率】

経済学部(44人・16.9%)、経営学部(19人・7.3%)、法学部(55人・21.2%)、現代社会学部(31人・11.9%)、国際関係学部(6人・2.3%)、外国語学部(29人、11.2%)、文化学部(30人・11.5%)、理学部(15人・5.8%)、情報理工学部(17人・6.5%)、生命科学部(14人・5.4%)

 

【回答者数・比率】

男性(149人・57.3%)、女性(108人・41.5%)、その他(3人・1.2%)

 

【回答者数・比率】

実家(148人・56.9%)、一人暮らし(106人・40.8%)、寮(5人・1.9%)、2人暮らし(1人・0.4%)

 

【回答者数・割合】

留学生(3人・1.2%)、留学生ではない(257人・98.8%)

1.対面授業・オンライン授業、どちらの授業を好むか

■学年別

■居住形態別

対面授業・オンライン授業のどちらの形態を好むかを尋ねたところ、「対面授業」と回答した学生が29.6%(77人)、「オンライン授業」が34.6%(90人)、「どちらともいえない」が35.8%(93人)となった。

 

学年ごとに見ると12年生と大学院生は「どちらともいえない」と回答する割合が最も高かった。34年生は「オンライン授業」と回答する割合が最も高かった。

 

居住形態ごとに見ると1人暮らしは「オンライン授業」と回答する割合が最も高かった。実家・寮に暮らす学生は「どちらともいえない」と回答する割合が最も高かった。

2.それぞれの授業を好む理由

■対面授業

対面授業を好む理由としては「他の学生と交流しやすい」と回答する学生の割合が最も多かった。その他の回答には「やる気が出る」、「緊張感がある」、「キャンパスに行きたい」という回答が見られた。

 

■オンライン授業

オンライン授業を好む理由としては「通学しなくて済む」と回答する割合が最も多かった。その他の回答には「コロナの感染リスクが低くなる」、「復習が行いやすい」という回答が見られた。 

3.コロナ禍の影響を受けて、退学・休学を考えたことはあるか

■学年別

コロナ禍の影響を受けて休学・退学を考えたことはあるか(もしくは考えているか)を聞いたところ、「退学を考えたことはある(もしくは考えている)」と回答した学生の割合は6.5%(17人)、「休学を考えたことはある(もしくは考えている)」の割合は16.9%(44人)、「考えたことはない」の割合は76.5%(199人)となった。

 

学年別では1年生と3年生の3割近くの学生が休学もしくは退学を考えたことがあると回答した。大学院生は回答者全員が退学もしくは休学を考えたことがある(もしくは考えている)と回答した。