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終戦から76年、京都で学べる平和学習


今年で終戦から76年が経つ。当時を経験した方々も少なくなり、祖父母や地域住民の方から当時の話を聞くことも困難になっている。まもなく終戦の日を迎えるにあたり、京都府で平和学習が行える施設を紹介する。

 

京都府舞鶴市にある、舞鶴引揚記念館。ここでは、旧ソ連によるシベリア抑留に関する展示を行っている。

 

そもそもシベリア抑留とは、旧ソ連が戦後武装解除した日本軍捕虜等を労働力として拘留し、シベリアなどで強制労働を行わせたものである。当時日本軍はソ連軍より「東京ダモイ」(東京に帰還させてやるという意味)と言われ、シベリアに拘留された。

 

引揚記念館では、凍える寒さでの強制労働や、暮らしぶりを展示物や再現によって詳しく理解することが出来る。また、ボランティアの語り部の方もいらっしゃるため、当時を知る方からのお話を伺うことが可能である。また、引揚記念館という名前の通り、引揚の様子や復員列車など、抑留から解放された後についても知ることが出来る。

 

戦争と聞くと戦時中の話題に目が行きがちであるが、戦後にも日本人の闘いが続いていたという事を知ってほしい。夏休みは是非、舞鶴引揚記念館に足を運んでみてはいかがだろうか。

 

 

訪問の際は、マスクの着用やアルコールによる手指の消毒など、感染症対策を実施してください。

 


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