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歴史と自由を兼ね備えた部活『囲碁・将棋部』


写真:真剣な表情で対局する囲碁・将棋部の部員

 今回、我々は本学で活動する囲碁・将棋部に取材した。まず、将棋部が設立されたのは、大学創立時の1965年である。その後、2006年に囲碁部と合併し、囲碁・将棋部として生まれ変わった。

 

 

 普段は、毎週水曜日3限目と金曜日5限目から部室(遠望館308)や学内の教室で活動している。張り詰めた状況ではなく、部員ごとに盤を囲みながら自由に対局するなど、全体的に和気あいあいとした雰囲気で、各々が楽しみながら駒を打っていた。

 

 

 対局終了後は感想戦を行う。感想戦は、対局の流れを振り返りながら、棋力(実力)の高い者が相手に教える形で進んでいく。また、感想戦は普段の活動だけでなく、大会でも行われる。

 

 

 大会に関して、4月には春季大会が、10月には秋季大会が開かれる。なお、試合は個人戦と団体戦に分かれている。団体戦はリーグ形式となっており、1チーム7人編成である。上から順にA~C級リーグで構成され、そのリーグで1位になると、次回から上位のリーグで対局することができる。

 

 

 囲碁・将棋部は主に、将棋の分野で活躍している。昨秋の団体戦においては、将棋の分野で1位に入賞しており、C級からB級へ昇級した。ただし、団体戦で最下位になった場合、降級することになる。したがって、将棋においてはB級リーグへの残留が今後の課題となる。なお、囲碁については現在取り組む部員数が少なく、個人戦・団体戦ともに今後開かれる大会への出場を目標としている。

 

 

 これまでの活動は新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、オンラインで行っていたが、今後は対面での対局が増えていく予定だ。

 

 

囲碁・将棋部は、気軽に参加することができ、普段の活動や大会への参加も自由に行うことができる。兼部やアルバイトとの両立も可能だ。興味のある方はぜひ囲碁・将棋部への入部を検討してみてはいかがだろうか。