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2R及び分別・リサイクル活動優良事業所の認定


写真:清掃支援スタッフの皆様)

令和3年10月1日、本学は2R及び分別・リサイクル活動優良事業所として京都市から認定を受けた。これは、事業ごみの減量及び再資源化に積極的に取り組んでいる大規模事業所が対象となる認定制度である。2Rとはリデュース(ゴミの発生抑制)と、リユース(再利用)を意味する。また、この情報は京都市のゴミ減量の啓発などを目的に、優良な事例として京都市のホームページに掲載されている。

 

 

 ゴミの分別に代表される本学の取り組みは、平成30年にスタートした。まず、調査スタッフを編成し、ゴミ箱の設置場所や、捨てられたゴミの量を把握する調査が行われた。当時のスタッフは人が文字より先に色を認識することに着目した。そこで、ゴミ箱に文字だけでなく新たにイラストをつけ、種類ごとに色分けしたゴミ箱を設置した。

 

 

また、新たに清掃支援チームを立ち上げたほか、分別されていないゴミを手作業で開封し、仕分け作業を行い、一般ゴミとリサイクルゴミとで分別を行っている。さらに、余剰となっている机やイス等は倉庫に保管し、必要な時に再利用(リユース)できるようにしている。令和2年には、4号館1階に裁断室が設置された。ここでは、これまで業者に回収を依頼していた古紙を裁断し、リサイクル資源化する取り組みを行っている。

 

 

 取材に応じた管財部は、プラスチックゴミや雑がみのリサイクル率を高める余地があるとして、これらの再資源化を課題にあげている。また、リサイクル活動を可視化するため、大学から排出されるゴミを材料にリサイクル製品の製作を検討している。

 

 

 

 管財部の三輪さんは「学生がゴミの分別や削減に関心を持つだけでなく、教職員への啓発にも取り組んでいきたい」と語った。同管財部(取材当時)の井上さんは「身の回りのできることから協力してほしい」とゴミの分別を呼び掛けている。

 

 

 また、3回連続で優良事業所に認定されれば有効期間は永年となるため、優良事業所の連続認定にも意欲を見せている。