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新校舎「天地館」とは

 

   2018年9月1日より、本学では新校舎建設のために1号館の解体工事が進められている。1号館の跡地には新校舎の「天地(てんち)館」が建設される。2020年2月末に西側が、2021年8月末に東側が完成するという。東側の工事は西側の工事が完了次第、開始されるという。本学が開学した翌年の1966年4月より運用が開始され、数度の増改築を経て、今の形となった1号館の姿を半分だけではあるが、しばらくの間は見ることができるようだ。

 

 

 「天地館」という名前の由来は学歌の一節にある。「天地(あめつち)の 闢(ひら)けしときゆ 神々の静まりませる 神山」に基づき命名されたという。「本学の建学の精神や総長が遺した言葉と想いに触れていただきたい」と管財部の尾崎さんは語る。天地館の教室表記は『T』となる。また、今後建設される教室棟や厚生施設棟の名称は、学歌から採用する予定だという。

 

 

 天地館は4階建てで、天地館西側にはコンビニ、食事もとれるラウンジや75~99席程度の教室が設置される。同館東側には大きな店舗と340~370席程度の教室が設置されるという。すべての工事が完了すると天地館一階は並楽館のように便利で、多くの学生で賑わう場所へとなるだろう。

 

 

 そしてお昼時の並楽館の混雑緩和にもつながりそうだ。新聞局の部室がある雄飛館の隣にはピロティがある。この広場はいつも多くの学生が思い思いに過ごしている。しかし、屋根が無いため雨天時はあまり人がいない。

 

 

 それに対し、天地館には屋根付きのピロティが設けられる。この屋根は隣接する万有館への渡り廊下としても利用される。雨天でものびのびと過ごせる場所になりそうだ。管財部の尾崎さんは「雄飛館隣のピロティはいつも学生で賑わっている。今後、学生数が一万五千人程となることから、今あるピロティだけでは手狭となるので、設置を決めた。『第二のピロティ』として利用してもらえれば」と語った。