神山祭1日目、大教室棟4階514教室で第45回放送祭「京さんぽ~村瀬歩とあゆむ秋~」が本学放送局主催のもと行われた。このトークショーは声優の村瀬歩さんをゲストとして招いた。今人気の「ハイキュー!!」の日向翔陽役や「魔入りました!入間くん」の鈴木入間役として活躍されている人気男性声優である。彼が登場すると場内は観客の黄色い歓声に包まれた。村瀬さんの紹介から始まったこのトークショーは三つのパートで構成された。
一つ目の企画は、事前に募集した質問を村瀬さんに答えてもらう「ここだけ情報局」であった。このコーナーでは、演じた役に対する思いや仕事仲間に対しての考えといった仕事に関する話から、自身が好きな欅坂46の曲や空き時間にするゲームの「第五人格」などのプライベートに関わる事まで様々なことを語った。
続いての企画の「むちゃぶりパラdice」は村瀬さんに台詞を朗読してもらうものである。台詞をサイコロの出目で決まるキャラ設定とシチュエーションに基づいて朗読してもらうというものだった。村瀬さんは「ここは俺に任せて先に行け」という台詞を「ツンデレな関西人」という設定で朗読した。この企画は要素全てがその場でランダムに決まり、練習時間もないというのに全力でやりきる姿にプロ意識を感じた。
最後の企画の「これが僕の歩む道」では村瀬さんに物語を朗読していただいた。登場人物の男女計三人を村瀬さんは一人で演じていた。さらに、物語の一部を観客の意見を取り入れてアドリブで読んだ。観客も参加でき、終始笑顔の絶えない会場となった今回のトークショーは、大成功に終わったと言えるだろう。
イベントを終えての感想で村瀬さんに本学の学生に対して一言求めた。すると村瀬さんは、「話を盛り上げるには知識が必要だ。今回のような大学でのトークショーだけでなく、年上の方々との話を盛り上げるには話の引き出しが多くないといけない。自分はこれで苦労した。これは就活にも利用できるので学生は今のうちに知識の引き出しを増やしてもらいたい」と語った。