· 

原付マナー改善に向けて-自覚を持った行動を


本学では多くの学生が原動機付自転車(以下 原付)を利用して通学しているが、その運転マナーは悪い。すり抜けや速度超過等の法令違反、マナー違反が目に余る状態である。そのような運転で迷惑するのは周りのドライバーだけでは無い。

 

組織に所属している人間一人がトラブルを起こすと組織全体のイメージに傷がつく。つまり、原付の運転マナーが悪いと本学の学生が一括りに悪いイメージを持たれることになる。少数の人間による法令違反、マナー違反によって多数の学生の評価が悪くなるのは大きな問題であり、これを黙認することは許されない。この、一人の行動が組織全体のイメージに影響するということは社会に出ても当然心得ておくべきであり、特にSNSが発達して拡散が容易になった現代ではしっかりと意識していたい。

 

次に、運転者自身の安全についても改めて確認しておく。本学では半袖、短パン、紐を締めていない半帽型ヘルメットという極めて危険な格好で原付を運転する学生が多く、安全性を度外視していると言わざるを得ない。そのような格好で事故に巻き込まれたらどうなるか、言わずもがな想像できるだろう。また事故リスクに備えるにあたっては、任意保険への加入も必須である。自賠責保険では自身のケガへの補償が受けられない他、死亡事故では数億円規模にもなる賠償金を自賠責保険の限度額で対応する事は出来ない。※

 

最後に、今まで法令違反、マナー違反をしていた原付通学の学生が安全運転に努めて頂けるならば幸いだ。今回は原付の法令違反、マナー違反の内容であったが、自転車、バイク、歩行者ともに安全を第一に、また一人ひとりが京都産業大学という看板を背負っていることを自覚した行動を実践することが求められている。

 

自賠責保険の支払限度額

死亡 3000万円

傷害 120万円

後遺症 75~4000万円