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大学当局は感染拡大を考慮した判断を


 12月23日、HPにて2021年度の授業等の実施方針が公開された。発表によれば2021年度は原則として対面授業となる他、新入生向けのガイダンスやオリエンテーションも対面で実施する。

 

 しかしながら、新型コロナウィルスをめぐる情勢は極めて微妙である。検査数が増えていることを考慮しても感染拡大が収まらない状態であり、本日(2020/12/31)は東京で1300人余、大阪で307人、京都では109人の感染が確認されている。1月6日からは秋学期が再開されるが、感染拡大の波は本学にも及ぶことは想定される。

 

 特に密になりやすい路線バス及びシャトルバスは、大学当局によれば本数の維持の要請等で対策が取られているとのことだが明らかに不十分である。授業前の便は積み残しが発生する程混雑する場合があり、車内では大声で会話する学生も見られる。対面授業が増える場合、学内厚生施設と同じようにバスの乗車人数の制限や、警備員による注意喚起の実施など対策が取られる必要がある。

 

 いずれにせよ、来年度も日常が戻らない前提で感染防止対策を徹底した生活をしていかなければならない。大学当局には躊躇せずに活動指針のレベルを引き上げる覚悟が必要だ。