2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年。マグニチュード9.0という国内観測史上最大規模の地震で多くの尊い命が失われました。そんな未曾有な大災害を受け、徐々に防災への意識が高まっています。そこで今回は本学周辺で一人暮らしをしている学生向けに、地震や大雨といった災害への備えや、発生した場合の行動について確認していきます。
【災害への備え】
①ハザードマップを確認しましょう
京都市の場合、京都市情報館(HP)にてハザードマップや避難所の地図を確認することが出来ます。お住いの地域のHPを確認してください。
②非常用持ち出し袋を用意しましょう
災害が起きてから慌てて避難準備をすることは大変です。特に地震の場合、家財が散乱することが想定されるため発生後に避難所に持ち込むものを選ぶことは困難でしょう。非常食やラジオ、手袋などがセットになった非常用持ち出し袋はホームセンターなどで購入することが出来ます。薬や必要なものもあらかじめ入れておくのが良いでしょう。
③避難所まで実際に歩いてみましょう
避難所まで実際に歩くことにより、危険な箇所(高い塀や落下するかもしれない看板等)を把握できます。また、ルートや避難所周辺について把握しておくとスムーズに避難が出来ます。
【災害が発生したら】
①まずは落ち着いて
パニックに陥ってしまうと、二次災害や事故に繋がる恐れがあります。まずは落ち着いて、自身の安全を確保してください。
②テレビやラジオをつけて、情報を得ましょう
災害に関する情報はテレビやラジオ、又スマートフォンで入手することが出来ます。状況を確認して、次の行動(避難等)に備えましょう。
③指示に従って避難(又は自宅待機)しましょう
災害が発生したあと、京都市から避難指示、避難勧告が出される場合もあります。指示に従い避難してください。京都市の場合、防災無線がありませんので、スマートフォンや携帯電話、テレビ、ラジオを通じて避難指示が出されます。
避難先では、新型コロナウイルス感染症の感染にも注意する必要があります。マスクや消毒液を非常用持ち出し袋に入れておくのが良いでしょう。
日本は災害大国であり、いつなんどき災害が発生するかは分かりません。自分の命、そして大切な人の命を守るためにも、防災意識は高く持っておきましょう。