本局ではコロナ禍における学生の状況を調査するべく、京都産業大学生約12000人を対象とする調査を実施した。調査は2月10日から3月10日にかけてインターネット上で行い、260件の有効回答を得た。
【調査の概要】
方法:インターネットによるアンケート調査
期間:2021年2月10日~3月10日
対象:京都産業大学生(約12000人)
回収数:260件(設問により回答数は異なる)
【調査内容】
1. 対面授業・オンライン授業、どちらを好むか
2. (1の回答に対し)その授業を好む理由
3. 退学・休学を考えたことはあるか
4. ステイホームの現在、家では何をすることが多いか
5. コロナ禍になり、精神的に辛くなることは増えたか
6. コロナ禍前の生活と比べて、生活習慣はどの程度変化したか
7. コロナ禍になり人との交流機会はどの程度変化したか
※この記事は「コロナ禍の学生の状況調査 その1」の続きの記事となっています。回答者の属性や1~3の調査結果については「コロナ禍の学生の状況調査 その1」をご参照ください。
4.ステイホームの現在、家では何をすることが多いか
ステイホーム中、家ですることとして最も回答が多かったのは「動画鑑賞(YouTube,ニコニコ動画等)」であった。次いで「SNS」・「ゲーム」の回答数が多かった。「その他」の回答には、「就活の準備」、「散歩」、「自分磨き」、「掃除」等が見られた。
5.コロナ禍になり、精神的に辛くなることが増えたと思うか
■学年別
■性別
コロナ禍になり精神的に辛くなることが増えたと思うか聞いたところ、「非常に思う」と回答した学生の割合が23.5%(61人)、「やや思う」が38.1%(99人)、「どちらでもない」が14.6%(38人)、「あまり思わない」が15.4%(40人)、「全く思わない」が8.5%(22人)となった。
学年別では1~4年生の学生は「やや思う」と回答する割合が最も高かった。大学院生は「あまり思わない」と回答する学生が最も多かった。
性別毎に見ると男子学生の60.4%(90人)、女子学生の64.8%(70人)が精神的に辛くなったと回答した。
6.コロナ禍前の生活と比べて、生活習慣はどの程度変化したか
■学年別
■性別
コロナ禍前と比べて、生活習慣はどの程度変化したか聞いたところ、「大変向上した」と回答した学生は3.1%(8人)、「やや向上した」が13.1%(34人)、「特に変わりはない」が27.3%(71人)、「やや悪化した」が43.1%(112人)、「大変悪化した」が13.5%(35人)となった。
学年別で見ると1・2年生は「やや悪化した」と回答する割合が最も多かった。3・4年生、大学院生は「特に変わりはない」と回答する割合が最も多かった。
性別毎に見ると、男子学生の50.4%(75人)、女子学生の65.7%(71人)、「その他」と回答した学生の33.3%(1人)が、生活習慣が悪化したと回答した。
7.コロナ禍になり人との交流機会(オンラインでの交流も含める)はどの程度変化したか
■学年
■性別
コロナ禍になり、人との交流機会(オンラインでの交流も含めて)はどの程度変化したか聞いたところ、「大変多くなった」と回答する学生の割合が1.9%(5人)、「やや多くなった」が3.5%(9人)、「特に変わりはない」が13.8%(36人)、「やや少なくなった」が33.1%(86人)、「大変少なくなった」が47.7%(124人)となった。
学年別でみると、1・2・3・4年生は「大変少なくなった」と回答する割合が最も高かった。大学院生は「特に変わりはない」と回答する割合が最も高かった。
性別毎に見ると男子学生の77.1%(115人)、女子学生の86.1%(93人)、「その他」と回答した学生の66.7%(2人)が交流機会は減ったと回答した。