最近、ミイラの展示会がよく開催されている。昨年に開催された京都市京セラ美術館の「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話」や、2月27日まで開催されている兵庫県立美術館の「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」などだ。そんな流行りのミイラ展だが、2月5日からまた新たなミイラの展示会が行われている。それは、世界の古代エジプト文明の研究をけん引してきた大英博物館の展示会「大英博物館 ミイラ展 古代エジプト6つの物語」だ。
大英博物館は、800万点以上の収蔵品を所蔵していて、人類の歴史の幕開けから現在に至るまでの世界の文化を体験することができる世界最大の博物館の1つだ。ロゼッタストーンやクリスタルスカル、古代ギリシアのパルテノン神殿を飾った諸彫刻など世界的に有名で歴史的価値の高い物が所蔵されている。
神戸市立博物館で開催されている「大英博物館 ミイラ展 古代エジプト6つの物語」は、古代エジプト文明の研究で世界をけん引してきた大英博物館の研究成果を紹介している。この展示会は、役人や神官、女性、子ども等の6体のミイラをCTスキャンし、画像を解析して、古代エジプト人の生き様や文化を読み取き、テーマに沿った展示物を交えて各ミイラの6つの物語を展開している。
特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」は、神戸市立博物館にて2月5日から5月8日まで開催されている。開館時間は9時30分~17時30分。入場料は一般が2,000円、大学生が1,000円だ。またこの展示会は予約優先制だ。ホームページを確認して欲しい。
大英博物館所蔵のミイラやミイラの研究内容を見る機会はなかなかないと思う。この展覧会に足を運び、古代エジプト人の謎を解き明かすのはいかがだろうか。
展覧会公式サイト:https://daiei-miira.exhibit.jp/