11月9日から13日まで、京都産業大学神山天文台で特別展示『小惑星探査機はやぶさ2のたまてばこ~帰還カプセルとリュウグウのかけら~』が開催される。
2020年、はやぶさ2が小惑星のかけらを持って地球に帰還した。現在、小惑星のかけらの初期分析が進んでおり、新しい発見などの成果が出てきたため、JAXAが展示先を募集し、全国で巡回展示している。本学の神山天文台が、その展示場所のひとつとして京都府内で唯一選ばれた。今回の展示では、はやぶさ2が持ち帰った小惑星のかけらや、そのかけらを入れていたカプセルの実物を展示する。はやぶさ2のミッション概要や、研究成果の展示も行われる予定だ。
12日のシンポジウムでは、はやぶさ2の開発に携わった杉田教授(東京大学大学院理学系研究科教授)を招き、はやぶさ2による研究成果や、プロジェクトの裏話を披露していただく。また、杉田教授と河北教授(京都産業大学理学部教授・天文台台長)、池田氏(京都産業大学客員研究員)、渡部教授(国立天文台上席教授)によるパネルトークも開催される。
取材に対して神山天文台の青木学芸員は、「宇宙探査にかかわる実物を見る機会はあまりないのでこの機会を活かしてほしい。また、今回の展示を見て宇宙に興味を持って欲しい」と語った。
なお、特別展示は事前予約制となっており、本学の学生だけではなく一般の方の観覧も可能となっている。 【詳細・予約は京都産業大学ホームページよりご確認ください】