↑皆既月食の観測をしている天文同好会
11月8日、全国各地で皆既月食と天王星食が観測された。京都産業大学構内においても、多くの学生が月食の観測及び写真撮影を試みた。
文化団体連盟天文同好会でも、第二課外活動棟周辺において皆既月食の観測を行った。同好会の所有する望遠鏡等を用いた観測会には約30名の会員が集まり、数か所に分かれて観測及び写真撮影が実施された。
当日は上空に雲が出ていたものの、皆既食の始まった19時15分ごろから最も欠けた20時ごろにかけて観測を行うことができた。
日頃私たちが目にする月は、白色や薄黄色に見えることが多い。しかし、8日の月食中に観測された月は、赤色やオレンジ色のように明るく輝いていた。太陽光が地球周辺の大気を通過する際、青い光は散乱してしまうが、赤い光は散乱せずそのまま月を照らす。そのためこのような現象が発生する。同じ現象で有名なものとして、夕日や夕焼けが赤く見える現象が挙げられる。
今回観測会を行った天文同好会では、日頃から天体観測を行っている。神山祭や地域の小学校でも出展や催しを行っている。