7月下旬、新聞局員と鳥取砂丘を訪れた。京都から鳥取までは約3時間もの道のりであったが、雑談をしたり見慣れない景色を眺めたりするうちに時間が経ち、体感的にはそこまで時間の長さを感じなかった。
到着すると鳥取は予想以上に暑かった。山に囲まれた盆地である京都では35度を超える猛暑日が続いている。これに比して海に面した鳥取は暑さが抑えられているのではないかと思っていた。ところが、鳥取でも日差しは強く、猛暑と言って差し支えない暑さであった。
初めて鳥取砂丘を訪れた私はその広さに驚いた。見渡すかぎり砂が広がり、日本最大級の大きさを誇る砂丘の偉大さを感じた。あまりの広さに局員らからは感嘆する声があがった。小高い丘を登ると日本海が見え、潮風とともにとても良い景色を見ることができる。
その一方、砂丘は足場が悪く炎天下の中裸足での移動は大変であったので砂丘に行く際はサンダルなどを持参することをおすすめしたい。
また、鳥取砂丘に隣接した砂の美術館では、砂と水だけで作られた彫刻作品・砂像の展示が行われている。今年のテーマは「砂で世界旅行・エジプト編」。ピラミッドやスフィンクスなどエジプトにまつわる遺跡や歴史の一場面が再現されていた。砂像は立体的でかつ細部まで精巧に作られており、迫力や繊細さを肌で感じることができる。展示期間が終了すると作品は全て元の砂に戻してしまうという。局員らは限られた期間にしか見ることのできない作品の数々に圧倒され、思い思いにその魅力を写真に収めていた。砂丘と合わせて美術館にも足を運んでみると良いと思う。機会があればぜひ鳥取を訪れてほしい。
鳥取砂丘の様子
砂の美術館の砂像