8月17日、新聞局員6名が福井県敦賀市を訪れた。京都から敦賀までは車で約2時間の道のりであったが、雑談をしたり美しい景色を眺めたりするとあっという間に到着した。
道中の白髭神社は滋賀県の琵琶湖にある近江最古の神社である。古くから延命長寿白髭の神として広く崇敬されている神社だ。今回は琵琶湖の中に建っていた鳥居しか拝むことができなかったが、次回はぜひ本殿に訪れたい。
お昼はヨーロッパ軒に訪れた。ヨーロッパ軒はソースカツ丼発祥の人気店。我々が訪れた際も待っている人が多く非常に繁盛していた。ソースカツ丼とは、創業者の高畠増太郎がドイツへの料理留学から帰国し、ドイツ仕込みのウスターソースを日本でも親しまれるようにと考案したものだ。ソースカツ丼はソースがたっぷり染みているにもかかわらず、サクサクしていておいしかった。
かつ丼を堪能した後は、日本海を見に行った。道中 通り過ぎた琵琶湖と違い、日本海はどこまでも広がっていると錯覚するような奥行きがあった。琵琶湖はゆっくり堪能することができなかったが、日本海は落ち着いて眺めることができた。海岸から少し目線をずらすと白浜や松並木が目に入る。実際に訪れたことでその美しさにも気づくことができた。
最後に敦賀赤レンガ倉庫を訪れた。赤レンガ倉庫といえば横浜だが、神戸や函館、そして敦賀にも存在する。敦賀の赤レンガ倉庫は1905年に建設され、当時は主に石油貯蔵用として使われていた。2009年に北棟(現ジオラマ館)、南棟(現レストラン館)、煉瓦塀が国の有形文化財に登録され、その後の2015年には観光施設としてオープンしたため、現在は一般の人でも中に入ることができる。
また赤レンガ倉庫の隣には旧国鉄カラーの「キハ28形気動車」が展示されており、迫力を感じた。赤レンガ倉庫に興味がある人だけではなく、鉄道が好きな方にもおすすめの観光地である。
機会があればぜひ今回おすすめした福井県を訪れて欲しい。