5月、学内に設置されている喫煙所の椅子が一斉に撤去された。それに対し、椅子を撤去したことの是非、事前に学生への連絡がなかったことなどを中心にSNS上で様々な意見があがった。本局や学生の代表である志学会執行委員会にも相談や連絡があった。
志学会執行委員会は5月8日に公式X(旧Twitter)にて、①大学当局から事前連絡がなかった。②学生の声により椅子の撤去を知った。③現状と今後について大学と話し合い結果を後日報告する。とポストした。
これらの状況を踏まえ、本局は学生支援センター職員、保健管理センター職員及び志学会執行委員会に取材した(前中後編の中編)
※本記事において以下のように省略させていただきます。
・学生支援センター職員→学生支援センター
・保健管理センター職員→保健管理センター
・志学会執行委員会→執行委員会
秋学期に閉鎖された6号館1階の喫煙所を除き、本学には10か所の喫煙所が設置されている。オンリーワンキャンパスという特性故でもあるが、この数は関西圏の他の大学と比較すると多い。例えば『関関同立』『産近甲龍』の中で本学と龍谷大学を除く6大学では喫煙所が1桁である。龍谷大学は喫煙所ではなく『卒煙ブース』としており、深草・瀬田・大宮の3キャンパス合計で11カ所設置している。
保健管理センターは、「学生から「喫煙所の多さに驚いた」という声を聞くことも少なくない。喫煙所の存在が喫煙者の増加を招いているのではないかとも考えている。また、本学の喫煙率は新型コロナウイルス感染症によるオンライン期に減少した。しかし、現在は再び増加傾向に転じており、危機感を強めている」と話した。
また学内の喫煙率は健康診断時の問診により調査しているが全ての学生が受診・回答しているわけではない。比較的自身の健康に関心がある学生の受診率が高く、喫煙者の受診率は低いのではないか。との指摘もあるという。
後編では、保健管理センターが公開したデータを基に本学の喫煙に関する情報を掲載する。
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